概要
AIOブランドメンションは、Google AI Overviews・ChatGPT SearchなどのAIがあなたのブランド・製品・キーワードについて言及した回数と具体的な事例を構造化して分析できる機能です。「メンション」とは、**AIがあるクエリ(question)に対して回答(answer)し、その回答で参照・引用したソース(sources)**の1件分を指します。つまり「AIがあなたのブランドを言及した回数・事例」を数値とともに可視化します。
AI検索時代の新しいマーケティング指標
従来のSEOでは「検索順位」が重要でしたが、AI検索時代では**「AIにどれだけ引用されるか」**が新たな競争軸です。AIOブランドメンションを使えば:- AIがどんな質問に対して自社ブランドを言及しているか
- どのメディア・サイトを情報源として引用しているか
- 最大10ターゲットをAND条件で絞り込んだ精度の高いメンション抽出
- スケジュール実行による時系列変化の追跡
- 定点観測ダッシュボードでトレンドを可視化
何のために使うか
AIOブランドメンションは、以下のような実務課題を解決します:ブランド監視(Reputation)
対象ユーザー
マーケティング担当者、PR担当者、ブランドマネージャー
- AIが「〇〇は品質に問題がある」と回答していないか
- 競合と比較してどのような文脈で言及されているか
- 言及のトーン(ポジティブ/ネガティブ)の傾向
- スケジュール機能で定期監視を自動化
PR/危機管理
対象ユーザー
広報担当者、危機管理チーム、経営企画
- 炎上の発生源となっているメディアの特定
- 誤情報がどのソースから広がっているかの追跡
- 定点観測でメンション数の急増/急減をアラート検知
コンテンツ戦略(被引用対策)
対象ユーザー
SEO担当者、コンテンツマーケター、Webディレクター
- よく引用されているドメインの特徴分析
- 引用されやすいコンテンツ形式の発見
- 時系列で引用元の変化を追跡
SEO/AI可視性最適化(AI Search Optimization)
対象ユーザー
SEOコンサルタント、デジタルマーケター、事業責任者
ai_search_volume(AI検索ボリューム)や月次推移を見て、AIトラフィックポテンシャルが高いキーワードを優先的に対策できます。
- AI検索で需要が高いキーワードの発見
- 月次トレンドから季節性や成長傾向を把握
- 定点観測ダッシュボードで長期トレンドを分析
競合分析・ベンチマーク
対象ユーザー
事業戦略担当、マーケティングマネージャー、リサーチャー
- 自社 vs 競合のAI露出度比較
- 競合が引用されているソースの分析
- スケジュール実行で定期的にベンチマーク更新
ファクトチェック/品質管理
対象ユーザー
品質管理担当、法務、コンプライアンス
- AIが誤った情報を回答していないか
- 引用元と回答内容の整合性チェック
- 訂正依頼先の特定
主要機能
マルチターゲット分析(最大10個)
最大10個のキーワードまたはドメインをAND条件で組み合わせてメンションを抽出。特定トピックに絞った精度の高い分析が可能。
スケジュール自動実行
毎日〜30日間隔で自動実行。定期的なブランド監視を手間なく継続できます。
定点観測ダッシュボード
蓄積されたデータの時系列可視化。KPI、トレンドグラフ、異常検知アラートで変化を把握。
AIインサイト自動生成
分析結果をAIが自動解釈し、傾向・発見事項・推奨アクションを提示。
プリセットテンプレート
4種類のプリセット(ブランド監視・競合分析・ドメイン引用分析・PR効果測定)で設定を簡略化。
AIチャット機能
分析データを文脈として、AIに戦略相談が可能。Claude、Gemini、GPT-4など複数モデルに対応。
画面構成(3タブ)
AIOブランドメンションは、ダッシュボード・トレンド・設定の3タブで構成されています。- ダッシュボード
- トレンド(定点観測)
- 設定
最新の分析結果を表示するメインタブ。12時間キャッシュにより高速表示されます。表示内容:
- KPIカード(総メンション数、AI検索ボリューム、ユニーク質問数、引用元ドメイン数)
- メンションフィード(質問・回答・引用元の一覧)
- AIインサイト(自動生成されるサマリー・推奨アクション)
- AIチャット(分析データを文脈としたQ&A)
ダッシュボードは12時間キャッシュされます。再分析が必要な場合は「分析を再実行」ボタンから手動で更新できます。
利用手順
Step 1: プロジェクトを作成
Step 2: ターゲットを設定
最大10個のターゲット(キーワードまたはドメイン)をAND条件で組み合わせて、絞り込んだメンションを抽出できます。検索設定を調整
キーワードの場合:
- マッチタイプ: 完全一致(word_match)/ 部分一致(partial_match)
- 検索スコープ: 質問のみ / 回答のみ / 全体 など
- フィルター: include(含む)/ exclude(除外)
- 検索スコープ: sources(引用元)/ search_results(検索結果)
- サブドメイン: 含める / 含めない
- フィルター: include / exclude
Step 3: 地域・言語・プラットフォームを選択
Step 4: 分析を実行
結果を確認
分析完了後(約10〜30秒)、ダッシュボードタブで詳細を確認
- KPIカード: 総メンション数・AI検索ボリューム・ユニーク質問数・引用元ドメイン数
- メンションフィード: 質問・回答・引用元URLの一覧
- AIインサイト: 自動生成された傾向分析・推奨アクション
Step 5: スケジュールを設定(定点観測に推奨)
Step 6: 定点観測で変化を追跡
スケジュール機能
プロジェクトごとに自動実行スケジュールを設定し、定期的なブランド監視を自動化できます。スケジュール設定項目
| 項目 | 説明 | 選択肢 |
|---|---|---|
| 実行頻度 | 分析を実行する間隔 | 毎日 / 2日に1回 / 3日に1回 / 週1回 / 2週間に1回 / 月1回 |
| 実行時刻 | 分析を実行する時刻(日本時間) | 00:00〜23:30(30分刻み) |
| メール通知 | 実行完了時にメールで通知 | オン / オフ |
スケジュール実行履歴
設定タブの「実行履歴」では以下を確認できます:- 実行日時: いつ実行されたか
- ステータス: 成功 / 実行中 / 失敗
- 取得件数: 検出されたメンション数
- 消費ポイント: 使用されたポイント
定点観測ダッシュボード
スケジュール実行で蓄積されたデータを時系列で可視化し、ブランドメンションの変化を追跡します。期間フィルター
| 期間 | 用途 |
|---|---|
| 過去7日間 | 直近の急な変化を確認 |
| 過去30日間 | 月次のトレンド確認(デフォルト) |
| 過去90日間 | 四半期のトレンド確認 |
| 全期間 | プロジェクト開始からの全データ |
KPIカード(7項目)
| KPI | 説明 |
|---|---|
| 総メンション数 | 期間内の累計メンション数 |
| AI検索ボリューム | 累計AI検索ボリューム |
| ユニーク質問数 | 異なる質問パターンの数 |
| ユニーク引用元数 | 引用されたドメイン数 |
| 平均メンション/計測 | 1回の計測あたりの平均メンション数 |
| 平均ボリューム/計測 | 1回の計測あたりの平均ボリューム |
| 計測回数 | 期間内のスケジュール実行回数 |
時系列グラフ
メンション数、AI検索ボリューム、引用元数、質問数の推移を折れ線グラフで表示。 複数の指標を重ねて表示し、相関関係を分析できます。特徴的メンションアラート
AIが以下のパターンを自動検出してアラート表示:| アラートタイプ | 説明 |
|---|---|
| 急増 | メンション数が前回比で大幅に増加 |
| 急減 | メンション数が前回比で大幅に減少 |
| 新規 | 新しく出現した引用元や質問パターン |
| 消失 | 以前あった引用元や質問が消失 |
出力指標(KPI)
分析を実行すると、以下の主要指標が表示されます:| 指標 | 説明 | 活用方法 |
|---|---|---|
| 総メンション数 | AIがブランド/キーワードを言及した総件数 | ブランド露出規模の把握、時系列での変化追跡 |
| AI検索ボリューム | 対象クエリがAIで検索された推定回数 | トラフィックポテンシャルの評価、優先対策キーワードの選定 |
| ユニーク質問数 | 異なる質問パターンの数 | 言及されている文脈の多様性を把握 |
| 引用元ドメイン数 | AIが引用した情報源ドメインの種類 | 情報源の多様性、権威性の評価 |
各メンションの詳細データ
| データ項目 | 説明 |
|---|---|
| question | AIへの質問テキスト |
| answer | AIの回答テキスト(マークダウンリンク形式) |
| sources | 引用元ソース一覧(URL、ドメイン、タイトル、スニペット) |
| ai_search_volume | このクエリのAI検索ボリューム |
| monthly_searches | 過去12ヶ月の月次検索ボリューム推移 |
プリセットテンプレート
設定を簡略化するため、4種類のプリセットテンプレートを用意しています:ブランド監視
ブランド監視
用途: 自社ブランドのAI言及状況を監視設定内容:
- ターゲットタイプ: キーワード
- 検索スコープ:
any(質問・回答すべてを検索) - フィルター: include
競合分析
競合分析
用途: 競合ブランドのAI露出を分析設定内容:
- ターゲットタイプ: キーワード(競合ブランド名)
- 検索スコープ:
any - フィルター: include
ドメイン引用分析
ドメイン引用分析
用途: 特定ドメインがAIにどれだけ引用されているか分析設定内容:
- ターゲットタイプ: ドメイン
- 検索スコープ:
sources(引用元のみを検索) - サブドメイン: 含める
PR効果測定
PR効果測定
用途: プレスリリースや施策後のメンション状況を確認設定内容:
- ターゲットタイプ: キーワード
- 検索スコープ:
question, answer - フィルター: include
ターゲット設定パラメータ詳細
キーワードターゲット
| パラメータ | 説明 | 選択肢 |
|---|---|---|
| value | 検索キーワード | 自由入力(例: 楽天ペイ) |
| match_type | マッチ方式 | word_match(完全一致)/ partial_match(部分一致) |
| search_filter | フィルター | include(含む)/ exclude(除外) |
| search_scope | 検索範囲 | any / question / answer / question,answer |
ドメインターゲット
| パラメータ | 説明 | 選択肢 |
|---|---|---|
| value | ドメイン名 | 例: example.com |
| search_filter | フィルター | include(含む)/ exclude(除外) |
| search_scope | 検索範囲 | sources(引用元)/ search_results(検索結果) |
| include_subdomains | サブドメイン | true / false |
共通設定
| パラメータ | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
| location_code | 地域コード | 2392(日本) |
| language_code | 言語コード | ja(日本語) |
| platform | プラットフォーム | google(Google AI Overviews) |
| items_limit | 取得件数上限 | 100件 |
| order_by | ソート順 | AI検索ボリューム降順 |
マルチターゲット(複数設定)の場合、すべてのターゲット条件をAND条件で満たすメンションのみが抽出されます。ターゲットが多いほど絞り込みが強くなるため、メンション数が少なくなることがあります。
具体的な活用例
例1: 継続的なブランド監視
例2: 競合との絞り込み比較
マルチターゲット設定
- ターゲット1: 自社ブランド名(キーワード、include)
- ターゲット2: 競合Aブランド名(キーワード、exclude)
- ターゲット3: 競合Bブランド名(キーワード、exclude)
例3: PR施策の効果測定
例4: 自社サイトの被引用最適化
AIチャット機能
分析結果をコンテキストとして、AIに直接質問・相談できます。特徴
- データを理解したAI: 分析結果が自動的にAIに共有されるため、具体的なデータに基づいた回答を得られます
- 複数モデル対応: Claude 4.5、Gemini 2.5 Pro、GPT-4.1、Grok 4.1から選択可能
- Web検索オプション: 最新情報を加味した回答が必要な場合に有効化
活用例
傾向分析
「このメンションデータの傾向と特徴を分析して」
引用元分析
「主要な引用元ドメインの特徴と影響力を教えて」
改善提案
「Google AI Overviewsでの表示改善のためにできることを提案して」
トレンド解釈
「定点観測の結果から見えるトレンドを解説して」
料金
| 操作 | 消費ポイント |
|---|---|
| ブランドメンション分析の実行(手動/スケジュール) | 100ポイント |
| AIインサイト生成 | 無料(分析に含まれる) |
| AIチャット(通常) | 2ポイント/質問 |
| AIチャット(Web検索) | 4ポイント/質問 |
| 結果の閲覧・履歴確認 | 無料 |
| 定点観測ダッシュボード | 無料 |
プロジェクトと分析結果は永続保存されます。GEO露出分析の12時間制限とは異なります。ただし、ダッシュボードの表示は12時間キャッシュされます。再分析が必要な場合は手動で「分析を再実行」してください。
よくある質問
ターゲットは何個設定できますか?
ターゲットは何個設定できますか?
最大10個まで設定可能です。複数のターゲットはすべてAND条件で動作します。つまり、すべてのターゲット条件を同時に満たすメンションのみが抽出されます。自社と競合を単純比較したい場合は、それぞれ別のプロジェクトを作成してください。
AND条件とは?
AND条件とは?
設定した複数のターゲットをすべて満たすメンションのみが抽出される条件です。例えば「自社ブランド(include)」「特定ドメイン(include)」の2つを設定すると、自社ブランドを言及した上で特定ドメインを引用しているメンションのみが表示されます。exclude条件で特定の言葉が含まれるメンションを除外することも可能です。
ChatGPT Searchで日本語分析できますか?
ChatGPT Searchで日本語分析できますか?
現在、ChatGPT SearchはUS/English固定となっています。ChatGPT Searchを選択すると、自動的にUnited States / Englishが設定され、変更できません。日本語での分析はGoogle AI Overviewsをご利用ください。
スケジュール実行でポイントは自動消費されますか?
スケジュール実行でポイントは自動消費されますか?
はい、スケジュール実行ごとに100ポイントが自動消費されます。ポイント残高が不足している場合、実行はスキップされます。
定点観測を使うにはどうすればいいですか?
定点観測を使うにはどうすればいいですか?
スケジュールを設定して複数回の分析データが蓄積されると(最低2回以上)、「トレンド」タブが利用可能になります。
スケジュールを一時停止できますか?
スケジュールを一時停止できますか?
はい、設定タブのスケジュール設定画面でスケジュールをオフにすることで一時停止できます。設定内容は保持され、再度オンにすれば同じ設定で再開されます。
分析結果の保存期間は?
分析結果の保存期間は?
プロジェクトと分析結果は永続保存されます。ただし、ダッシュボードの表示内容は12時間キャッシュされます。
分析にどのくらい時間がかかりますか?
分析にどのくらい時間がかかりますか?
通常10〜30秒程度で完了します。
「メンション」とは何ですか?
「メンション」とは何ですか?
メンションとは、AIがあるクエリ(質問)に対して回答し、参照・引用したソースの1件分を指します。具体的には、質問テキスト・AIの回答・引用元URLがセットになったデータです。
ai_search_volumeとは?
ai_search_volumeとは?
AIに対してそのクエリ(質問)が検索された推定回数です。この数値が高いほど、AIトラフィックポテンシャルが高いキーワードと言えます。
ダッシュボードに最新の分析結果が反映されていません
ダッシュボードに最新の分析結果が反映されていません
ダッシュボードは12時間キャッシュされます。キャッシュが切れる前に最新データを確認したい場合は、「分析を再実行」ボタンをクリックして手動で更新してください(100ポイントが消費されます)。
関連機能
GEO露出分析
単一ドメイン/キーワードのAI露出を詳細分析
AIOサイトランキング
複数ブランドのAI露出を一括比較分析